テレビの嘘を見破る

テレビの嘘を見破る
今野勉
2004 新潮新書


やらせ・・・報道番組やドキュメンタリー番組にかかわるものとして、時折メディアを騒がせる。
テレビというものが、映像というものに支えられていることと、その影響力の大きさゆえに、他のメディア以上に問題視される。

本書は、長年テレビの番組制作にかかわってきた著者が、ドキュメンタリーにおけるいわゆる「やらせ」とはなにかを苦悩しつつ、考え、視聴者であるわれわれにも考えることを求めている。

ひとことで、やらせといわれるものの影には、再現・誇張・虚偽・歪曲・捏造といったさまざまなものが含まれている。
また、明らかなやらせでも、問題になるものとそうでないものも。
これらの輪郭を豊富な事例をもとに、少しずつ明らかにしていく。

われわれ視聴者はいったい、何にだまされたくないのか?
この意識がかかせない。個別の事象と、それらの総体としての全体の意味。これらのどこに真実性が求められているのか。

テレビ・表現といったものについて、考えさせられる非常におもしろい本でした。

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  • (書評)テレビの嘘を見破る

    Excerpt: 著者:今野勉 「テレビの嘘を見破る」…なんとも刺激的なタイトルである。テレビ業界 Weblog: たこの感想文 racked: 2005-04-14 19:16
  • 『テレビの嘘を見破る』

    Excerpt:  “幻の魚”を釣る、テレビのドキュメンタリー番組。魚が撮影初日に釣れても、ドラマチックにするため、最終日にようやく釣れたことにする…。  視聴者として許せるか? 判断は分かれそうだ。  本.. Weblog: 天竺堂通信 racked: 2005-06-11 06:08