きみに読む物語

きみに読む物語
2004  アーティストハウス
ニコラス・パーク著 雨沢泰 訳


「わたしは,ありふれた男だ.でも,わたしには全身全霊をかたむけて愛する女性がいる.いつでも,それだけで十分だった.」
そう始まるある男性の愛に関する物語.

自然豊かな田舎町の描写,やさしさあふれる男性の仕草,語り口.
そして,誰もがどこかで経験してきたことを思い出させるような淡く,幼く,激しい恋愛の話.
そういったものが,丁寧に丁寧につづられている.

冒頭にあるように,ひとつひとつは“ありふれた”もの.
だけど,そのありふれたものを,丁寧に受け止められる心の豊かさをもっていたい.そして,感じたい.
そう思わせる物語でした.


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