仕事のなかの曖昧な不安

仕事のなかの曖昧な不安―揺れる若年の現在
2001/中央公論新社 玄田有史


一読の価値有り.
いま働いている人たちも,これから働こうとする人たちにも.

NEETを世に知らしめた著者が最初に日本人の労働環境について,とくに若者の労働環境について,世に問いた本.

若者の働くことに対する環境の変化.
その原因の多くは,中高年の雇用情勢の変化の中にあるという説を,事細かに述べている.

要は,中高年の既得権を維持・強化しようとする社会・経済構造が,若者の将来を暗くし,閉塞感を与えている.その結果若者達は,本人の自覚無しに知らず知らずにフリーターやニートを選択させられているという.

また,実際に働いている私たちの環境についても,いろいろと参考になる.たとえば,「成果主義」のもたらすもの,転職について,そしてそれに関連して,Weak Tiesの重要性など.

フリーターやニートに焦点を当てたものだと思って購入しましたが,予想に反して労働環境というもの全体を広く捉えていて,考えさせられるものでした.

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