武士道 サムライ精神の言葉

武士道 サムライ精神の言葉
2004/青春出版社 笹谷和比古





武士道精神が感じられる言葉を広い集め,その言葉が発せられた背景を記した書.

時代の流れに沿う形で章が並んでいる.
「戦い」「忠義」「節義」ときて,まとめる形で「将」となる.

「戦い」の章には,戦国時代の武将の言葉が多い.
実際,身近で命のやりとりが行われてきた中での言葉.恐怖心を克服するための言葉が多いように感じる.

「忠義」に入ると,江戸時代前後か.
命のやりとりはなりを潜め,お上の機嫌を損ねることなく勤め上げるための言葉といった感じ.おべっかを使い成り上がる奴に,歯ぎしりしながらも自身を諫めるような言葉達.平和な時代とあってか,「最近の若者は・・・」といった雰囲気も漂う.

「節義」は,幕末明治の志士の言葉.
アイデンティティが揺らぐ中で戦う意義を見つめる.
国のあり方,人間の尊厳.そんな思想が漂う言葉たち.


ここまでの3章は,言葉の裏側が見える文だけ,想いも伝わりやすい.
それに対して4章の「将」は,やや漠としてぼける.


言葉の意味,込められた想い,またその背景は,時代によって,人によって様々だ.
しかし,これらは全部まとめて“武士道”と称される.

ちょっと都合が良すぎないか?
そんな違和感を覚えなくもない・・・そんな本でした.






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