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<<   作成日時 : 2006/02/08 20:08   >>

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ドラッカーの遺言
2006/講談社 ピーター・F・ドラッカー 窪田恭子:訳



昨年末亡くなられた「知の巨人」ピーター・F・ドラッカー氏の最後のインタビューをまとめたもの.

ただ,言い残すことを前提にしたものではなく,その時点でなお学びの途中であったドラッカー氏の,その時点での考えが綴られている.

―学習は,新しいことに対する「一生涯にわたる冒険」―

という言葉を,実践し続けたドラッカー.



「時代の変わり目」にいることを自覚しろ.
変化には2つの要素がある.前回とは決して同じにならないということ.そして,机上で考える変化より先に現れるということ.

グローバリゼーションとは,情報化のことである.
知識社会の到来.現実として,労働の質の変化をもたらしている.従来の製造業から,頭脳集約型の製造業へと.

チャンスに目を凝らせ.
自らの責任でくり返し学習に努めよ.

天才・カリスマ性を求めてはいけない.
生まれながらのリーダーは存在しない.
リーダーとして効果的に振る舞えるような習慣を持つ人が結果としてリーダーへ育つのだ.
自分がやりたいことへの誘惑を絶ち,今何をする必要があるのかを常に問い,自分の仕事に責任を負うこと.
リーダーが決断することは少ない.あるのは優先順位を決めること.

医学研究は,医学界をリードする天才的な医者を育て上げることを目的とするのではなく,多くの人間を死なせずにすむ,医者としての役割をまっとうできる人材を教育するためになされている.
天才ではなく,“道具”としての経営科学を.
普通の人間が,良し仕事ができるようにするための科学を使いこなそう.


ともすれば,非経済型社会を称賛しようとする大衆を極度に警戒しつつも,常に「人の行動」に関心を払い続けたドラッカー.


この本を読んでいて,福沢諭吉の「学問のすすめ」を読んでいるような錯覚を覚えた.ということは,「個人のイノベーション」を提唱し続けるドラッカー氏の問いかけは,普遍的なものだということか.

少ない文字の中に,多くの知恵が眠る刺激的な本でありました.





ドラッカーの遺言 (講談社BIZ)

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