エコロジカル・フットプリント

エコロジカル・フットプリント―地球環境持続のための実践プランニング・ツール
2004/合同出版 マティース・ワケナゲル/ウィリアム・リース
        和田喜彦:監訳・解題 池田真里:訳





あなたの生活を維持するために,最低限必要な陸地面積はいったいどれくらいでしょうか?

個人だけではなく,ある都市や,ある国(たとえば日本)の生活・機能を維持するのに必要な面積はいったいどれくらいなのか?ここでいう面積とは,食糧を作るための土地や,二酸化炭素や廃棄物を処理するための土地,住むために占有する土地などを全部ひっくるめたもの.もし必要とする面積が実際の国土面積よりも大きければ,その分だけ他国の土地を利用していると考えてもいい.

そんなある集団生活を営む人間が収奪している地球環境の収容力を計算するツールとして,最近注目されているエコロジカル・フットプリントについての和訳本です.

これを読むと「成長の限界」の本当の意味がわかると思います.
これまでは繁栄した都市国家が限界を向かえると,他の地域へ移動したり,植民地化したり貿易によって他国の資源を収奪することで人々は生きながらえることができました.
しかし,未開の地はほとんどなくなり,人口が増加し続ける地球には,未収奪の地はもうなくなってしまった.そういうことがこのエコロジカル・フットプリントを用いると端的に表れてきます.

本書はエコロジカル・フットプリントを通して環境問題の神髄を見せてくれるとても良い本です.またイメージとしてはとてもわかりやすいこのツールが,まだまだおおざっぱで,未成熟なツールであることもよくわかります.

けれども,いかんせんとても読みにくいです.
翻訳本の為なのか,表現などがとてもくどい.
読み切るにはちょっとした労力が必要です.


そういう意味で,覚悟を決めて“勉強”するつもりで読まれるといいと思います.


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