土地の文明

土地の文明 地形とデータで日本の都市の謎を解く
2005/PHP研究所 竹村公太郎




インフラ,社会資本からこれまでの日本における各都市の変遷・歴史を読み解くという視点が非常に面白い本でした.

通常歴史は,政治,経済,宗教などの人文社会的な要素で読み解かれますが,この本ではその土地の地形や気候環境,それに流域の状態から,社会を動かす大本を合理的に導き出そうとしています.

皇居=江戸城の謎や,忠臣蔵・赤穂浪士の不可解な点,交流軸から捉えた都市の歴史など,それらはどれも日本の歴史の常識を大胆に覆す興味深いものではありますが,裏付けが難しいため“ロマン”の域を出ないのが残念なところ.

著者のバックグラウンドの関係からか,やや行政よりというか,公共事業を擁護する向きがやや強い感じがするものの,日本史・地理の豆知識に溢れた面白い読み物と思って気軽に読んでも良いのかなと思います.



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