まっとうな経済学

まっとうな経済学
2006/ランダムハウス講談社 ティム・ハーフォード/遠藤真美・訳




目が覚める感覚を味わえる本でした.

経済学というと一見複雑で,株や為替などの動きを扱っているイメージで,私たちの実生活からはちょっと離れたところにある雰囲気がします.
しかし,本書では駅前のカフェで売られるカプチーノの価格を皮切りに,スーパーマーケットのしくみ,交通渋滞のもたらすものなど身近なものを切り口に,世界のしくみを経済学を使ってあらわにしてくれる.


どれも興味深い内容ではありましたが,私個人としては,第8章なぜ貧しい国は貧しいのか,第10章中国はどのようにして豊かになったかなどの章は,農業振興や国際貢献のあり方を考えさせてくれる刺激的な章でした.

現在の世界は複雑な経済システムの中で動いています.よくわからないシステムの中で,なんとなく今の状態を享受させられていると思っていた世界が,本書を読み「覆面経済学者」の視点できちんとそのシステムを見つめることができれば,いまより少し生きやすくなるのかも知れません.そういう感覚を覚えることができる本だと思います.


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