奇妙な論理Ⅰ だまされやすさの研究

奇妙な論理〈1〉―だまされやすさの研究
2003/早川書房 マーヒン・ガードナー/市場泰男・訳




1952年に出版された疑似科学分野に関する古典ともいっていい本の翻訳物です.

半世紀前にアメリカで話題になった怪しい科学について,かなり網羅的にその内容を紹介しています.
時代が古いことと,アメリカで話題になったものを紹介しているので,私の知らない「疑似科学」が多数出てきました.
正直,その怪しさを読んで理解することすらばかばかしく感じてしまい,途中退屈な所もたくさんありました.
「へぇ~」っという気分で読んでいたのですが,ここに紹介されているすでに論破されている疑似科学物についてググってみると意外にも,まだ関連するWebサイトが生きていて,しかも日本での活動もあったりするから驚きます.

過去の文献を必要以上に権威視する独特の疑似科学風土も影響しているのでしょう.
といっても日本の場合「疑似」科学ですらない,論理がめちゃくちゃな物ばかりですが.

本書の冒頭に言及されているとおり,結局はちゃんとしたものとそうでないものをきちんと区別できる,啓蒙した大衆を育成することしかないのでしょうね.

そういう意味で,エポックメイキングなこの本の序章「科学の名において」で言及されていることを,多くの人にきちんと理解してもらいたいと感じました.




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