生物と無生物のあいだ

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891)
2007/講談社現代新書 福岡伸一



なんとも興味をそそるタイトルですね.
私たちが何気なく認める”生きているもの”とそうでないものの境界線.
問われてみてはじめてその境界線の曖昧さと明瞭さにハッとします.

生物に精通する著者が,研究者としての科学的な営みを丁寧に綴りながら生き物の振る舞いの核心に迫っていくので,とても興味を持って読むことができました.

ただ,著者も途中で書いてますが,生物学上の手続きの細かさというか,記述の多さにちょっと辟易してしまいます.科学的な興味を持っている私ですらそう感じるのですから,一般読者はもっと困惑するのでは?っと心配になりますね.

そういう意味で大学生や若手研究者向けの科学読み物でしょうか.この本は.

それでも,私にとっては,エイブリーに関する記述や「原子はなぜそんなに小さいのか?」というシュレディンガーの問い,シェーンハイマーの動的平衡など,日頃あまり慣れ親しんでない分野の話にとても興奮しながら,時間を過ごすことができました.


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