オシムの言葉


オシムの言葉 (集英社文庫 き 10-3)
集英社
木村 元彦


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はやりの本はちょっと遅れて読むと,味が出るような気がします.

元サッカー日本代表監督オシムの反省と彼独特の言葉を丹念に拾った意欲的なスポーツ・ノンフィクション.
とはいっても母国ユーゴスラビアの激しい内戦と,そこへと向かう人間の醜い醜態をむき出しにした人々の前に立ちながら,代表監督を務めたオシム監督の希有な人生が,この本を単なるスポーツの本にさせていないところが大変興味深いです.

彼の発現はどれも含蓄があって深い.それは希有な経験が大きく影響していることは否めないでしょう.
でもそのことについてオシム自身はこう述べています.

「そういうものから学べたとするなら,戦争が必要なものになってしまう・・・」

まさしくその通り.でもだからこそ彼の存在は希有なんだなぁっと改めて感じました.
そして,彼自身はそれを肯定しすぎないように細心の注意を払っているところに,人間として敬意を表さずにはいられなくなります.

彼の人を育てるための哲学は,私にとっても大変参考になります.
下手なコーチング云々よりも,この本を熟読することの方が多くを学べると思います.

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