百億の星と千億の生命


百億の星と千億の生命
新潮社
カール・セーガン


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私が敬愛する宇宙物理学者・カールセーガンの最後の著書です.
死期迫る中で,最後まで科学への愛情,人類への愛情を存分に示した渾身の一冊です.

学問分野を超え,こんなにも人々に愛される科学者というのは,なかなか存在しないように思いますが,その理由が本書を読んでよくわかりました.
特に第三部のアメリカとソ連の役割についての投書,妊娠中絶についての慎重な議論,そして最後の章・「暗き谷間にて」で語られる壮絶な闘病の日々にその人柄,思考が凝縮されています.

カール・セーガンは,死と向かいあって感じることを次のように述べています.

「この世界は多くの愛と高潔さに彩られてこの上なく美しいのだから,証拠もないおとぎ話で自分たちを欺く必要はない.弱さの中で死を見つめて,命がくれた短いけれどもすばらしい機会を日々感謝する方がずっと良いと私には思える.」

なんとも科学者らしく,人間らしい.
久しぶりに読書で涙が出るほどの感動を覚えました.

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