日本は世界5位の農業大国





農業関係の本を読むと,どの本も最初の1~2章はとにかく低い自給率,増える耕作放棄地,高齢化する農家と縮小する農業人口について,農業白書等のデータを使って,農業危機をあおります.
最近では,加えてバイオ燃料の話題,温暖化の話題,中国経済の台頭をくっつけて,とにかく食糧危機をあおります.

でも,どこかで感じているのです.
そんなこと考えてはいけないとはわかっていても,どうしても,もうひとりの自分が考えてしまうのです.
”ホントに食糧危機?”って.

この本は,そんなどこかにくすぶっていた思いに気づかせてくれた本でした.
かなり左寄りというか,農水省や民主党に批判的な態度で,過激に綴られてはいますが,食料自給率のもつ意味や,日本の農業の世界の中での位置づけなどが,よく整理されていて非常にわかりやすかったです.

批判だけをする類書とは異なって,本書に好感を持つのは,きちんと現実的な代替案というか,著者なりの農業振興案を提示しているからです.とくに5章で述べられている「日本農業成長八策」はなかなか面白いと思いました.なかでも「農家による作物別全国組合の設立」は非常にいい案だと思いました.


この本は,やや過激な文章ではありますが,食料安全保障という言葉の意味をもう一度考えるきっかけを与えてくれるいい本だと思います

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