上から目線の構造


良い意味で予想に反し、面白く読めた本でした。
とくに後半の4章、5章は興味深かったです。

「人より優位に立ちたいという思いが強いのに、現実にはなかなか優位に立てない自信のない人物が、相手の上から目線を過度に気にする。」

要するに自己像をどのように組み立てるか。これができるか人とできない人のギャップが「上から目線」を通して、交錯する。

「他者に向ける自分のまなざしと自分に向けられる他者のまなざしのやりとりを十分に経験しておくことが前提となる。それがあって初めて「自分が他者を見るように、他者も自分を見ている」ということが実感を持って理解できるようになるのだ。」普通は、「知的に成熟することによって、理想自己を高く掲げるようになると同時に、現実の自分を厳しい目で見つめるようになる」

しかし、「人間関係が希薄化すると、他人を鏡とする機会が少なくなる。ゆえに、自分がわからなくなるのである。」
これは社会的な要因も強く働いている。「近所の遊び集団の崩壊によって目上・目下関係を経験することなく育つ時代になったからだ。」

「人間は、だれでも自分の視点からしか世界を見ることができない。そこで、想像力によって自他の視点の溝を埋める努力をするのである」が、いまそれが難しい人が多いのだ。







「上から目線」の構造 (日経プレミアシリーズ)
日本経済新聞出版社
榎本 博明


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