奪われる日本の森

ここ数年、注目を集める外国資本による日本の土地購入について,取材に基づいた実態と危惧をセンセーショナルに取り扱った本です。

本のタイトルにもなっている主張は、主に前半で平野氏が記述しています。
この本でやたらと危惧しているのが,水資源が枯れるとか奪われるとかいうもの.
この水資源についての理解に誤りが散見されるので、そのまま額面通りに読むわけには行きません。現在の日本の土地の所有制度に不安があるのはわかりますが、それでも不確かな知識と思い込みで、不安を煽りすぎるのは賛同できません。

でも,まぁ日本の土地所有に関する問題や危惧については,納得できることも多く,参考にはなります.

後半の安田氏の文章は、完全に別物です。
日本人と土地の関係を得意の歴史的観点から説明されています。が、なんかちょっと乱暴な言い回し。安易に不安を煽っているとしか思えません。これはこれで、ちょっと残念です。

外国資本による日本の土地の購入の実態とその影響について、問題提起という目的は達している本だとは思います。けれども、きちんと知るにはずいぶんと情報が偏っていて、論理が乱暴なので他書できちんと補うことをお勧めします。




奪われる日本の森―外資が水資源を狙っている
新潮社
平野 秀樹


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