美しく怒れ

故・岡本太郎のエッセイ

生前,様々な世の中の事象に対して率直に感じ取ったことを綴っている.
とくに子供が示す表現(絵や詩)に関して,彼の想いを語っている箇所に,まさに彼の「怒り」の原点が見える気がしました.

「いったい子供は「絵」を描いているのだろうか.
 「絵」ではないのだ.自分の若々しい命をそこにぶちまけている.その抵抗のかぎりエネルギーと情熱がほとばしる.
 (中略)
 つまり描くのは,子供の猛烈な生命のディスチャージ(放出)であり,アクションであって,結果なんか問題ではないのだ.
 (中略)
 表現力を持たない激情,そのもどかしさが昇華され,表出されることによって,芸術が生み出されるのだ.」


正直,現在のものの見方からすると,明らかに間違い・偏見ともみられる事柄も少なくない.
戦中戦後,そして高度成長時代,その後のバブル時代.
日本人の価値観が大きく変動する時代を生きてきたからこその見方,「怒り」なのでしょう.
それも含めて,彼の主張をどう読むかが読者に問われていると感じました.



美しく怒れ (角川oneテーマ21)
角川書店(角川グループパブリッシング)
2011-09-10
岡本 太郎


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