研究者の仕事術

研究者としてどう成長していくかを綴った研究者向け自己啓発本.
中身の多くは,類似のビジネスマン向け自己啓発の内容であるが,それを「研究者」という文脈に落とし込んでいるところが,ちょっと目新しいところではある.

世のビジネス書が説く内容とどこか違うのかというと,それは
「研究者という職業が金銭的報酬を追求するのに最も適した選択というわけではない」ということが根本にあります.

だから「人生の目的を達成するための単なる手段」として仕事をするというスタンスではなく,「仕事それ自身が目的である」ことに重きを置いて,以後の「仕事術」を展開しています.

私が最近重要だと思っていることと,本書が唱えていることが多くの点で一致しているので,読んでて気持ちよかったです.
つまり,「好きよりも得意を戦略的に優先させよう」「人は好きだったことを突然嫌いになることはあるが,得意なことが突然苦手になることはめったにない」「興味の持てる強い分野を開拓すること」が大切であると.

ネットの進化により,「一部のスター研究者を除き,普通の研究者が行った「普通によい」仕事が情報に埋もれてしまい,自然に認められることが難しくなりつつある」いま,目指すところは,自分の世界でトップの研究者になることである.

ココ.大事だなと改めて思いました.







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