オレ様化する子どもたち

オレ様化する子どもたち
2005/中公新書ラクレ 諏訪哲二

子どもをめぐる昨今の情勢は,なんとも不穏な感じである.

衝撃的な事件が起こるたびに,TVなどで特集が組まれてはいるが,学校や教師,地域の性にされただけでその本質はなかなか見えないような気がしていた.

そこに,子ども自体が変わってきたということを学校現場の立場から訴える本書には,あらためて考えさせられるものが多かった.

本書の核は第一部.
未熟であるにもかかわらず,自分が一つの完全なる個として,対等の関係を主張してくる生徒.
自分を客観的にみれないのに,自分の考えは一般的だと思いこんでいる多くの子ども・・・
そして,なにより自分は特別な存在だと思いたがる彼ら.
新米教員の私にも,日々の講義の中で,思い当たる節が数多くある.

そうはいっても,我々は大学教員は,一講義単位あるいは,研究室単位でつきあえる分だけまだマシであろう.
小中学校の教師達の苦労が,容易に想像できる.

あくまで教師として,彼らと1対1ではなく,プラスαを加えた指導性を確保しつつどのようにつきあっていくか.考えされられるものが多い本であった.




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