人はなぜエセ科学に騙されるのか

人はなぜエセ科学に騙されるのか〈上〉
人はなぜエセ科学に騙されるのか〈下〉
2000/新潮文庫
カール・セーガン
青木薫 訳


科学的でないものをしっかり見つめることで,帰って「科学」とはなにか,あるいは「科学的態度」というものがどういうものであるか,その輪郭がはっきり見えてくる.
そういう体験をさせてくれる本である.

宇宙人・UFO・超能力云々といったものだけではない.
宗教も科学的でないものの代表格である.

本書の中では,幾度と無く,る宗教と科学の文脈の違いについて言及されている.
宗教の持つ未来の預言・約束,踏み込んでは行けない領域,創造主・死後の世界の必要性など.宗教をじっくり見つめるなかで,ここでもやはり科学の輪郭がはっきり見えてくる.

私たちが本当に寄るべきものとはなんなのか.しっかり考えなければならない.

これまでの自分の研究スタイルを反省させられる部分も多々あった.
私はこれまで,きちんと反証可能な仮説を立ててか?きちんと対照実験していたか?批判をきちんと受け入れてたか?権威的なものを目標にしていなかったか?

今,この時期にこの本をじっくり読むことが出来て,本当に良かったと心底思う.

『科学に権威はいない.せいぜい専門家がいるだけだ』
『願望と事実を取り違えてはいけない』
『主張が論破できないからといって,その正しさが証明されたことにならない』
など.肝に銘じて多くの言葉.

この本は,いつも近くに置いておきたい.そして,自分はちゃんと科学的思考をしているのかを点検していきたい.







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