失敗学の法則

決定版 失敗学の法則
2005/文春文庫 畑村洋太郎

2005年頭に起こったJR脱線事故,年末の耐震構造偽装事件などなど・・・
【失敗】にまつわるニュースが後を絶たない.

気になるのは,その【失敗】そのものよりも,より事態を悪い方向へと持って行ってしまう当事者達の態度.

なぜ失敗の当事者達は,より事態を悪くするような態度をとってしまうのか?
自分が,いつか失敗したときに,同じ過ちを犯さないようにするには,何を心がければいいのか?

この本では,まず【失敗】をきちんと理解する大切さを説く.

そもそも【失敗】とは,“人間が関わった一つの行為の結果が,望ましくない あるいは 期待しないものになること”

 どういう原因が,どんな結果(=失敗)をもたらしたのか.
 ここでいう原因は,その<要因>と<からくり>から構成される.
 大切なのは<要因>ではなく,その<からくり>

 失敗の脈略を明確にすること.
 それには当事者による正確な情報が必要である.
しかし,とくに我が国で気をつけなければいけないのは,「責任追及」と「原因究明」を混同してしまうこと.
これらを分けて考えなければ,真の「失敗の脈略」は現れてこない.

失敗が悪いわけではない.
失敗に正しく対応することで,まったく新しい知見へと到達することが出来るのだ.

創造の為の失敗へと昇華させること.

そのためには当事者や周りの人達の冷静さと広い視野が必要だ.
自分が,友人が失敗したときにいかに対応すべきか.
そのヒントが多く得られる本でありました.





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