失敗の心理学

失敗の心理学―ミスをしない人間はいない
2004/日経ビジネス文庫  芳賀繁

“人は必ずミスをするものである”

そういう視点に立って,ミスの種類や底に働く人の心理を紐解いていく.

大きく分けてミスには2種類あるという.
認識や判断の段階で起こすミステイクと,行動の段階で起こすスリップ.

スリップは,要するに“うっかりミス”.
物事にどう“注意”を向けるかが,ミスを防ぐ鍵となる.

それに比べて少しやっかいなのがミステイク.
対象をある程度しっかりと知覚した上で間違った認識のもとに引き起こされるミスであるので,本人が気づきにくい.
同じ現象でも表現の仕方で印象が変わり判断を誤まってしまったり,みんなで決めたことが正しい判断だと思ってしまったり..etc...
人は,容易に正しい判断が出来ない状況に陥ってしまうことをきちんと認識すること.これが大切であるという.

ただ,これらと一線を画して置かなければいけないミスもあるという.
それは“違反”.違反だけでは事故は起きないけれども,違反しているときにエラーを起こすと事故に直結したり,小さな事故で済むものが大事故になったりする.

昨今社会で問題となるミスの大半は,この“違反”であろう.

人ならついやってしまうミスには寛容に,そして違反には厳しくするためにも,こういった本でミスの性質を理解しておくと良いのではないでしょうか.

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