私の嫌いな10の人びと

私の嫌いな10の人びと
2005/新潮社 中島義道

読み終えて,正直ちょっと “しまった” と思いました.

うかつに,この本を手に取らない方がいいでしょう.
おそらく,怒りで最後まで読めなくなるでしょうから.

でも,なんとも目を引くタイトルじゃないですか.
おまけに目次を開くと,
・笑顔の絶えない人
・常に感謝の気持ちを忘れない人
・いつも前向きに生きている人
・自分の仕事に「誇り」をもっている人 etcといった
通常世間一般では “いい人” と賞される人々が並んでいるんです.

なぜ,これら“いい人”を嫌うのか.その言い分をのぞいてみたくなりました.

読んでみて思ったのは,この日本という社会は,マイノリティに対してなんとも,無情な社会であるということ.
思考停止によって産み出される定型を,無自覚に,無邪気に振りかざすことによって,とても暴力的なやりとりが日々行われていると言うことを.

この本を読見終えて,私は,以前より少しこの社会で,生き難くなってしまったかもしれない.
そういう意味で, “しまった” という本でした.



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