三色ボールペンで読む日本語

三色ボールペンで読む日本語
2002/角川書店 斉藤孝



雑誌なんかで斉藤氏がよく紹介している三色ボールペン読書法.
イメージとしてどんなものかは知っていましたが,一度きちんとその「技」を学んでみたかった.

そういった欲求に答えるのが,この本である.
まさしく「三色ボールペン練習帳(?or本)」.


いろんな練習用文章を用意していて,しかも含蓄の深い文章を用意していて,その文章に実際に線を引かせながら,この方法の効用を実感させるつくりとなっている.
実際にやってみると,だんだんとこの作業が心地よくなってくるのがわかる.
さらに,選ばれている文章が面白いというか,学べるものであるので,読み進むのが楽しい.

また,この本は,「読書論」として眺めても面白い.
練習問題と平行しながら,斉藤氏の文章を三色ボールペンで線を引きながら読み進めると,彼の読書感が浮かび上がる.

本は,人類最高の知性.
読書は,他者を自分の中に移り住まわせること.
主観と客観を使い分けながら読むことで,文の構造をつかみながら,論理的に考える思考力を高めることが出来る.著者の思考に寄り添いながら,著者の感動を共有する.
そうした思考の果てに獲得できる要約力.しっかりとした内容理解が出来てこそ,ぶれない要約をすることが出来るのだ.

書くことは常に読むことを下敷きにしている.
多くの書かれた文章の裏側には,膨大な知識が埋まっている.
そうした「意味の含有率」の高い文章を読み,自分のものとしていくことで,自分自身の言葉の「意味の含有率」を高めることが出来る.

その為の一つの方法としての三色ボールペン.

本書を通して,三色ボールペン法をなんとか学ぶことが出来たと思う.
これに,トニー・ブザンのマインドマップ,神田昌典のフォト・リーディングなんかを付け足すと,なかなか強力な読書思考ツールになるんじゃないかと感じました.




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