「水」戦争の世紀

「水」戦争の世紀
2003/集英社新書 モード・バーロウ/トニー・クラーク 鈴木主税訳



なんと読みにくい本でしょう.

水資源の大切さを説く本ですが,
第一部:淡水資源危機に記載されている内容になんと誤りの多いことか.
論理的にもぐちゃぐちゃなところが多くて,本当に読むのがつらかった.

本書の一番のねらいは第二部:政治の策略で展開されている「水」の商品化への批判なのでしょう.水の商品化がもたらす弊害,世界銀行やIMFの戦略の矛盾など,多くの示唆に富む記述があり勉強になりました.おそらくこの箇所は,多くの取材などを重ねているのだと思います.

ただ,やはり一部のむちゃくちゃさが尾を引いていて,このあたりもどれくらい正確なのかな?という疑問が頭を離れない.

第三部:進むべき道.もまったく乱暴な言葉・論理展開で,各機関への批判,市民活動・NGOの絶賛が羅列するので正直辟易する.

一般の人々の水に対する注意を促すには一定の役割を果たしているでしょうが,
その内容の扱いは,十分に注意する必要のある本だと思います.

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