21世紀の環境予測と対策

21世紀の環境予測と対策
2000/丸善  安井至編著



環境問題という観点から,21世紀の世界を展望した本です.

切り口が独特で同類他書にはないおもしろさがあります.

とくに第1章:未来予測に基づく環境研究では,本書の筆頭著者である安井氏がこう切って捨てます.

「日本における環境問題の意識は,かなりの部分が健康問題である.」

なんだかんだいって人間中心であること.市民社会の環境感の大部分はテレビ・新聞に寄っていること,そしてそれらマスコミはどうしても市民の健康第一主義でかつ,センセーショナリズムに満ちていることが大きな要因であるとしています.

思い当たる節がたくさんありますね.

全体を通してこんな感じで,抑えをきかせながら,慎重に21世紀のエネルギー,温暖化,化学物質汚染,森林資源,食料生産システムなどについて論を展開しています.したがって,私にとっては現実感のある問題提起になっていて,とても刺激になるものが多かった.

警告ばかりのセンセーショナルな環境報道に疲れてきたら,ちょっとこの本を手に取ってみることをお薦めします.




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