二重らせん

二重らせん (講談社文庫)
1986/講談社文庫 ジェームス・D・ワトソン 江上不二夫/中村桂子 訳




DNAの二重らせん構造を発見したワトソンとクリックの発見に至る過程を当時を回想しながらドラマティックに描いた書.
他で多く指摘されているように,いろいろと誤りなどがあるようです.

いくつか鼻につく記述などありますが,それでもポスドク研究者の憂鬱や研究者同士の人間関係がもたらす障壁など,現在も通じる人間ドラマが飾ることなく露呈されているので,コクリコクリと頷きながら読んでしまいました.

大変おもしろく読める本編ですが,併せて納められている「「二重らせん」以後のワトソン」という後記も興味深いですね.若くして大きすぎる名声を得てしまった後のワトソン氏の苦悩の一端を見て取ることができ,「一人の人間としての科学者という生涯とは?」といったものを考えてしまいました.

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