食糧争奪


食糧争奪―日本の食が世界から取り残される日
日本経済新聞出版社
柴田 明夫


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食糧争奪社会が現実となり,世界的に重要な課題となってきた昨今の社会に,いち早くその危機感を訴えた書です.

食糧の有限性が強烈になってきている.そしてそれは,1.国家間の争奪戦,2.市場間の争奪,3.工業部門と農業部門での水と土の争奪戦を生み出しかねない.

これまでも食糧危機を訴える書は多くありました.
それらは耕地面積の有限性,生産性向上の限界と,人口増加率による数字のアンバランスの元で語られてきた.しかし,最近は,それらに加えて中国・インドの台頭,世界的な経済の自由化,そして地球温暖化による水の不足と,バイオマスエネルギーとしての穀物の利用が拍車をかけ,混沌してきている.
そういった複雑に絡む要因を,多くのデータを元にわかりやすく本書は解説しています.

しかし,4章はちょっと欲張りすぎな感じがします.1章2章で本書の主張はほぼ出尽くしている感じが・・・.第5章で主張されている食糧問題に関する日本の解決策も,やや現実味がなく見える.
ですから,後半ちょっと尻すぼみです.

でも,とにかく,世界の食糧の現状を把握するにはいい本だと思だと思います.

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